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アイテム
千葉県銚子産サバ缶詰のカーボンフット・プリントの試算および環境教育教材への利用可能性評価
https://cis.repo.nii.ac.jp/records/47
https://cis.repo.nii.ac.jp/records/47203892e7-59f4-4599-bbda-70c63078dabe
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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k03-ronbun02.pdf (592.9 kB)
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copyright (c) 2009 by Chiba Institute of Science
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Item type | 紀要論文(ELS) / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||
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公開日 | 2010-02-28 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 千葉県銚子産サバ缶詰のカーボンフット・プリントの試算および環境教育教材への利用可能性評価 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | The Estimate of the Carbon Footprint of canned Mackerel from Choshi Area and the Evaluation of the Adaptive Possibility for the Environmental Education Tool | |||||
言語 | en | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||
ページ属性 | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | P(論文) | |||||
記事種別(日) | ||||||
値 | 原著 | |||||
記事種別(英) | ||||||
言語 | en | |||||
値 | Original Articles | |||||
論文名よみ | ||||||
その他のタイトル | チバケンチョウシサンサバカンヅメノカーボンフットプリントノシサンオヨビカンキョウキョウイクキョウザイヘノリヨウカノウセイヒョウカ | |||||
著者名(日) |
安藤, 生大
× 安藤, 生大 |
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著者名よみ |
アンドウ, タカオ
× アンドウ, タカオ |
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著者名(英) |
ANDO, Takao
× ANDO, Takao |
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著者所属(日) | ||||||
値 | 千葉科学大学危機管理学部環境安全システム学科 | |||||
著者所属(英) | ||||||
言語 | en | |||||
値 | Department of Environmental Security System Faculty of Risk and Crisis Management Chiba Institute of Science | |||||
抄録(日) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 千葉県銚子市で水揚げされたサバを原料とするサバ缶詰について、カーボンフットプリント(CFP)の試算を行った。システム境界は、漁獲段階、冷凍冷蔵段階、缶詰製造段階、輸送段階、販売段階、廃棄段階とした。機能単位は、内容物180gのサバ缶詰とした。各段階のCO_2排出量は、漁獲段階から92.0 g-CO_2/缶、冷凍冷蔵段階から15.2 g-CO_2/缶、缶詰製造段階から162.5 g-CO_2/缶、輸送段階から13.3 g-CO_2/缶、販売段階から10.8 g-CO_2/缶となり、サバ缶詰1缶あたりのCFPは293.8 g-CO_2/缶となった。サバ缶詰のCFPを削減する場合、空き缶を缶詰製造段階の金属加工過程にリサイクルすると仮定して「リサイクル率」を定義すると、CFPは296.3~224.8 g-CO_2/缶の範囲で変化した。また、漁獲段階の製氷工場、冷凍冷蔵倉庫、缶詰製造段階の缶詰製造工場における電力供給を、再生可能な風力発電による電力を利用した場合、サバ缶詰のCFPは、缶のリサイクルを考慮しない場合でも、246.3 g-CO_2/缶(削減前の83.8%)に削減できた。環境教育への利用を目的として、家庭で調理されたサバの煮魚についてCFPの試算を行った。機能単位は、サバ缶詰の内容量に相当する180 gとした。その結果、漁獲段階から82.8 g-CO_2、販売段階から25.2 g-CO_2、調理段階から80.8 g-CO_2、廃棄段階から53.0 g-CO_2となり、煮魚のCFPは241.8 g-CO_2となった。銚子漁港では、冷凍冷蔵倉庫、缶詰製造工場、さらには飼肥料工場が集積していることから、漁業資源の廃棄量を最小化する有効利用が図られている。このような条件で漁獲されたサバを用いて、工場生産されたサバ缶詰と、家庭で調理されて煮魚の特徴を比較すると、一定以上のリサイクル率が確保できれば、サバ缶詰は、CFPが少なく、保存性、利便性に極めて優れていることが明らかとなった。両者の特徴の比較結果から、(1)空き缶のリサイクルの意味と必要性、(2)家庭での調理における省エネの必要性、(3)生ごみの発生とCO_2発生の関係、等の環境教育ポイントが明らかとなった。つまり、サバ缶詰のCFPは、我々の日常生活と地球環境とのつがなりを実感できる環境教育の教材とすることが可能である。 | |||||
雑誌書誌ID | ||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||
収録物識別子 | AA1230240X | |||||
書誌情報 |
千葉科学大学紀要 巻 3, p. 15-23, 発行日 2010-02-28 |