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アイテム
モクズガニ中腸腺における水銀含有量
https://cis.repo.nii.ac.jp/records/347
https://cis.repo.nii.ac.jp/records/347cdfb4153-730b-4482-bfa4-d074a3b95ebc
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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copyright (c) 2020 by Chiba Institute of Science
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||
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公開日 | 2021-04-07 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | モクズガニ中腸腺における水銀含有量 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | Analysis of Mercury Content in Midgut Grands of Japanese Mitten Crabs | |||||
言語 | en | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||
著者 |
足立, 達美
× 足立, 達美× 土橋, 夏美× 大城, 有香× 柴原, 壽行× 清野, 正子× 小濱, 剛× DOBASHI, Natsumi× OHSHIRO, Yuka× SHIBAHRA, Toshiyuki× KIYONO, Masako |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 自然界で生成したメチル水銀は魚介類に取り込まれて食物連鎖の過程で生物濃縮されていく。日本人の水銀摂取量のおよそ 80%は魚介類由来であるが、魚介類は優れた栄養特性を有するため水銀含有量の高い魚介類を偏って多量に食べることを避けて水銀摂取量を減らしつつ魚食のメリットを生かすことが望まれている。本研究では、本大学のブランディング事業の対象であるモクズガニ(Eriocheir japonica)の食用部位である中腸腺における水銀含有量を把握することを目的として総水銀の測定を行い、魚介類中の水銀の暫定的規制値と比較するとともに、採取場所に起因する差や個体間、雌雄間の差の有無を調べた。千葉県内の7河川で採取された合計70匹のモクズガニの中腸腺の総水銀濃度を測定した結果、平均値は49.34ng/g、最大値は198.66ng/g、最小値は検出限界以下であった。今回測定したモクズガニの中腸腺の中には、総水銀濃度が暫定的規制値である総水銀として0.4μg/g(ppm)を超えたものは見られなかった。モクズガニ中腸腺の総水銀濃度の平均値を河川毎に雌雄間で比較すると、5河川で雄が高く、2河川で雌が高かったが、有意差は見られなかった。また、モクズガニ全70匹のうち63匹は中腸腺における総水銀濃度がその平均値のおよそ2倍である100ng/g未満であったが、3河川で採取された7匹はこの値を超えていた。しかし、モクズガニの中腸腺における総水銀濃度は個体差が大きく、雌雄別の採取場所に起因する有意差は認められなかった。本研究によって得られた結果は、モクズガニの中腸腺の水銀濃度を陸上養殖によって低減することができるかどうかを今後検討していく際の基礎データとして利用することができると考えられる。 | |||||
書誌情報 |
千葉科学大学紀要 en : The University Bulletin of Chiba Insitute of Science 号 14, p. 59-63, 発行日 2021-03-28 |
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ISSN | ||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||
収録物識別子 | 2436-2565 | |||||
著者版フラグ | ||||||
出版タイプ | AM | |||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_ab4af688f83e57aa |