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アイテム
危機管理教訓に関するシミュレーション-徒然草の現代的解釈-
https://cis.repo.nii.ac.jp/records/33
https://cis.repo.nii.ac.jp/records/338e9ad603-af37-4e85-b158-798ce1b2bb42
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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![]() |
copyright (c) 2008 by Chiba Institute of Science
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Item type | 紀要論文(ELS) / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||
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公開日 | 2009-02-28 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 危機管理教訓に関するシミュレーション-徒然草の現代的解釈- | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | Simulation of the Lesson in Risk and Crisis Management : Modern Implication on Accident Prevention in Turezuregusa on the Kamakura Ages | |||||
言語 | en | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||
ページ属性 | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | P(論文) | |||||
記事種別(日) | ||||||
値 | 原著論文 | |||||
記事種別(英) | ||||||
言語 | en | |||||
値 | original article | |||||
論文名よみ | ||||||
その他のタイトル | キキカンリ キョウクンニ カンスル シミュレーション ツレヅレグサノ ゲンダイテキ カイシャク | |||||
著者名(日) |
関谷, 正明
× 関谷, 正明× 嶋村, 宗正 |
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著者名よみ |
セキヤ, マサアキ
× セキヤ, マサアキ× シマムラ, ムネマサ |
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著者名(英) |
SEKIYA, Masaaki
× SEKIYA, Masaaki× SHIMAMURA, Munemasa |
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著者所属(日) | ||||||
値 | 千葉科学大学危機管理学部危機管理システム学科 | |||||
著者所属(日) | ||||||
値 | 千葉科学大学危機管理学部防災システム学科 | |||||
著者所属(英) | ||||||
言語 | en | |||||
値 | Department of Risk and Crisis Management System, Faculty of Risk and Crisis Management, Chiba Institute of Science | |||||
著者所属(英) | ||||||
言語 | en | |||||
値 | Department of Disaster System Science, Faculty of Risk and Crisis Management, Chiba Institute of Science | |||||
抄録(日) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 日本の危機管理の教訓である徒然草 第109段「高名の木のぼり」の内容に関し、リスクマネジメントの観点からシミュレーション解析することにより、現代的かつ数理科学的解釈を行った。科学技術的詳細シミュレーション解析方法として、木にのぼる人間を均一な一つの剛体と見なし、状態AとBの2つのパターンについてその下端部を中心として自由回転することにより墜落し、地面に達するまでの頭頂部の速度と角度を連続的に解析した。その結果、頭頂部の速度は頭頂部の初期地上高が変わっても変化しない領域があること、及びそのような領域において頭が真下を向いて地面に落下する場合があることが分かった。頭部保護にとって大変厳しい衝突形態である頭が真下を向いて地面に接触する場合について、このような状況となる頭頂部の初期地上高は約2.5 m~4.5m(平均値3.5m)であった。また、地上付近でも転倒すると頭頂部の速度は、初期地上高が約2.5 m~4.5mの場合とほぼ同程度と、衝突時の角度は異なるものの大きな衝撃が作用し危険な状況になる可能性があることも分かった。この得られた数理科学的解析の視点と文献からの心理学分析の視点とを比較し、リスクマネジメントの観点から論考した。数理科学的に得られた地面衝突時と落下時の速度を客観的リスクとし、人間が通常高さが高ければ高いほど線形的に危険を感じる注意の基になる感覚を主観的リスクと見なすことにより、主観的リスクから客観的リスクを引いた差を行動生起リスク関数と定義した。この行動生起リスク関数の評価によれば、高い位置では人間は客観的リスク以上に危険と感じるものの低い位置においては一旦起こした行動が予期する以上の厳しい傷害を受ける可能性があることが明らかとなった。これらの知見により、今回の科学技術的詳細シミュレーション解析手法が防災・安全教育分野において実践的に有効であり、しかも妥当性及び重要性を有する手法であることを確認した。 | |||||
雑誌書誌ID | ||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||
収録物識別子 | AA1230240X | |||||
書誌情報 |
千葉科学大学紀要 巻 2, p. 37-47, 発行日 2009-02-28 |