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アイテム
急性心筋梗塞再灌流後における心筋ミトコンドリア機能イメージングを用いた重症度評価と心機能回復の予測
https://cis.repo.nii.ac.jp/records/187
https://cis.repo.nii.ac.jp/records/18718c2d46f-594c-416e-b057-1339901e205a
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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copyright (c) 2015 by Chiba Institute of Science
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||
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公開日 | 2016-06-03 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 急性心筋梗塞再灌流後における心筋ミトコンドリア機能イメージングを用いた重症度評価と心機能回復の予測 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | Assessment of myocardial damage and prediction of future cardiac function in patients with acute myocardial infarction by use of sestamibi early washout imaging | |||||
言語 | en | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||
著者 |
田中, 良
× 田中, 良× 笠井, 督夫× 海老根, 雅人× KASAI, Tokuo× EBINE, Masato |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 本研究の目的は、急性心筋梗塞(AMI)再灌流後の99mTc-sestamibi(MIBI)単一光子放射断層撮影(SPECT)の有用性を明らかにすることである。特に静注後早期を含めた心筋の洗い出しと障害の程度との関連を調査し、慢性期の心機能の回復を予見できるか検討した。 方法 AMI発症24時間以内に入院した37例を対象とした。緊急冠動脈造影(CAG)にて梗塞責任病変を同定し、初回経皮的冠動脈形成術にてステントを留置した。 経皮的冠動脈形成術施行後の亜急性期にMIBI SPECTを施行した。MIBI 740MBqを注入して5分後(0h)、1時間後(1h)、6時間後(6h)に撮像し、1hでは心電図同期SPECTも併せて実施した。慢性期の6カ月後にもMIBI注入の1時間後(6m-1h)に心電図同期SPECTを施行した。得られたMIBI SPECTの洗い出しと、心筋血流欠損の程度、クレアチン・ホスホキナーゼ(CPK)、脳性ナトリウムペプチド(BNP)、左室駆出率(LVEF)等を比較検討した。 結果 0h-1hで洗い出しインデックス(WO INDx)の値が0を示した症例は17例あり(早期洗い出しなし:A群)、0h-1hでWO INDxの値が異常を示した症例は20例であり( 早期洗い出しあり:B群)、両群間で1h-6h WO INDxの値に有意差が認められた(15.3±5.8 vs. 19.1±3.7, p<0.05)。 SPECT上のNumber of abnormal area (NAA)の値はA群では0h、1h、6m-1hで有意差が認められなかったが、6hで有意差が認められた(p<0.01)。B群では0hと6m-1hで有意差が認められなかったが、0hと1h(p<0.01)、1hと6m-h(p<0.05)でそれぞれ有意差が認められ、6h(p<0.01)も有意差が認められた。 CPKはA群で1,452±1,006 IU/l、B群で4,098±1,695 IU/lでありB群はA群より高い値を示した(p<0.001)。 BNPはA群の亜急性期では384±413pg/mlと高値であったが、6カ月後には98±109 pg/mlと改善した(p<0.05)。B群でも亜急性期に319±260pg/ml、6カ月後には181±145 pg/mlと改善した(p<0.05)が、A群に比べ改善の程度は少なかった(p<0.05)。 LVEFはA群では亜急性期に55.4±12.4%、慢性期には62.7±8.8%と有意な改善を示した(p<0.01)。しかし、B群では亜急性期に45.7±12.1%、慢性期も48.0±13.1%であり、改善を示さなかった。 結語 AMI再灌流後の心筋SPECTにおいて、早期の心筋洗い出し亢進は、心機能障害の程度と関連し、将来の心機能回復の予測に有用であることが示唆された。 |
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書誌情報 |
千葉科学大学紀要 en : The University Bulletin of Chiba Institute of Science 号 9, p. 85-91, 発行日 2016-02-28 |
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出版者 | ||||||
出版者 | 千葉科学大学 | |||||
ISSN | ||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||
収録物識別子 | 1882-3505 | |||||
書誌レコードID | ||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||
収録物識別子 | AA1230240X | |||||
著者版フラグ | ||||||
出版タイプ | AM | |||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_ab4af688f83e57aa |