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開発途上国に対する医療支援の方策に関する検討 : カンボジア国立母子保健センターを事例として
https://cis.repo.nii.ac.jp/records/139
https://cis.repo.nii.ac.jp/records/139c1012121-166c-4ac5-a81b-a5367b8dd748
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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copyright (c) 2013 by Chiba Institute of Science
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Item type | 紀要論文(ELS) / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||
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公開日 | 2014-07-18 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 開発途上国に対する医療支援の方策に関する検討 : カンボジア国立母子保健センターを事例として | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | A study on the strategy development of an international cooperation in the field of health : The case of National Maternal and Child Health Center, Cambodia | |||||
言語 | en | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||
ページ属性 | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | P(論文) | |||||
記事種別(日) | ||||||
値 | 原著 | |||||
記事種別(英) | ||||||
言語 | en | |||||
値 | Original Articles | |||||
著者名(日) |
植田, 麻佑子
× 植田, 麻佑子× 工藤, 芳子 |
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著者名(英) |
UEDA, Mayuko
× UEDA, Mayuko× KUDO, Yoshiko |
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著者所属(日) | ||||||
値 | 千葉科学大学危機管理学部医療危機管理学科 | |||||
著者所属(英) | ||||||
言語 | en | |||||
値 | Department of Medical Risk and Crisis Management, Faculty of Risk and Crisis Management, Chiba Institute of Science | |||||
抄録(日) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 内戦終結後のカンボジア王国に対し、我が国は、日本開発援助を用いた医療協力活動として、1995年より現在に至るまでカンボジア国立母子保健センター(National Maternal and Child Health Center:NMCHC)の建設と医療技術支援を継続している。本研究ではNMCHCを対象として、診療と臨床検査室の活動を分析し、今後の医療支援の方策を検討した。その結果、(1)一人あたりの国民総所得は1998年の253($US)から2012年には984($US)と3倍以上増加し、経済発展を背景として、妊産婦死亡率は1998年の470/10万人から2012年には250/10万人に減少しており、保健衛生環境の改善が示され、更なる医療の質の向上が期待されている。(2)NMCHCでの検査利用率は、1999年から2011年まで20%前後でほぼ横ばいであり、診療科別では外来妊婦管理初診で診療時に血算(RBC/WBC/Hb/Plt)、尿検査、梅毒検査、HIV-Ab検査がパッケージとして料金に組み込まれているため検査利用率が100%近くあったが、入院を含む他科の臨床検査利用は低かった。(3)検査利用頻度の高い血算、Ht、尿検査、血液型、出血時間、HIV-Ab検査は医師からの信頼が高かったが、医師が検査室で行える検査を把握していないこともあり、臨床検査の利用を促すためには、臨床検査室から検査値の信頼性とデータと病態の関係を医師側へ伝える努力が必要であること明らかとなった。この結果より、NMCHCにおける医療の質の向上のためには、1)検査値および検査サービスを医師に信頼してもらうための精度管理を導入し、その結果を医師へ提供すること、2)医師が診療に用いる検査について学ぶこと、という2項を実施することが必要であり、これらの課題に対応した臨床検査室支援を行うことが効果的であるとことが示唆された。以上のことから、経済発展に伴う医療の質の変化に対応するためには、技術支援経年後に、現状の再分析を行い、技術フォローアップの実施を行うことが必須であることが明らかとなった。 | |||||
雑誌書誌ID | ||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||
収録物識別子 | AA1230240X | |||||
書誌情報 |
千葉科学大学紀要 号 7, p. 69-75, 発行日 2014-02-28 |