@article{oai:cis.repo.nii.ac.jp:00000069, author = {安藤, 生大 and アンドウ, タカオ and ANDO, Takao}, journal = {千葉科学大学紀要}, month = {Feb}, note = {P(論文), 千葉県東総産コシヒカリを対象としてカーボンフットプリント(CFP)の試算を行った。算定範囲は、(1)原料調達段階(玄米栽培関連プロセス、玄米出荷準備プロセス)、(2)生産段階、(3)流通・販売段階(流通プロセス、販売プロセス)、(4)使用・維持管理段階、(5)廃棄・リサイクル段階、の5段階とした。機能単位は、白米1kg とした。 CFPの試算結果は、白米1kgあたり1914.1g-CO_2/kgとなった。CO_2排出量の段階毎の内訳は、原料調達段階で1406.0g-CO_2/kg(構成比73.5%)、生産段階で43.7g-CO_2/kg(2.2%)、流通・販売段階で229.8g-CO_2/kg(12.0%)、使用・維持管理段階で232.7g-CO_2/kg(12.2%)、廃棄・リサイクル段階で2.1g-CO_2/kg(0.1%)となった。排出割合が高いのは原料調達段階であり、特に窒素系化学肥料と水田由来のCH4を含む玄米栽培関連プロセスの構成割合が高い結果となった。 この結果と滋賀県産コシヒカリの試算結果を比較すると、原材料調達段階が1.1 倍、生産段階が0.9 倍、使用・維持管理段階は0.8 倍となった。東総産コシヒカリのCO_2 排出量を削減するには、特に窒素系化学肥料の使用割合を減らす環境配慮型の生産方法の採用や、水田由来のCH4 の発生抑制等、原料調達段階からの総合的な温室効果ガス排出削減及び抑制方法の検討が今後の課題と考えられる。使用・維持管理段階では、炊飯回数と保温時間について検討した結果、炊飯回数を減らすことが最も効果的なCO_2 排出量の削減方法であることが明らかとなった。一方で、保温時間が長いとCO_2 排出量は増加するため、保温時間が長くなりすぎないように、1回の炊飯量を適切に調整することも重要であることが明らかとなった。}, pages = {11--20}, title = {米(千葉県東総産コシヒカリ)のカーボンフットプリントの試算}, volume = {4}, year = {2011} }