@article{oai:cis.repo.nii.ac.jp:00000046, author = {安藤, 生大 and 粕川, 正光 and 狩野, 勉 and アンドウ, タカオ and カスカワ, マサミツ and カリノ, ツトム and ANDO, Takao and KASUKAWA, Masamitsu and KARINO, Tsutomu}, journal = {千葉科学大学紀要}, month = {Feb}, note = {P(論文), 千葉県銚子市の漁業特産物の例として、サバの水煮缶詰と、地元の家庭で調理した煮魚について、「カーボンフットプリント:CFP」を算出する環境教育プログラムを作成し、地元の中学1年生に実践した。授業構成は、講義を90分間、グループワークと発表を40分間、缶詰と煮魚の食べ比べおよびまとめを40分とした。得られた結論を以下に示す。 (1)食べ比べを含むグループワークでは、グループ内のメンバーが協力して食べ残しを少なくしようとする行動が見られた。これは、本環境教育プログラムを受講したことにより、食べ残しによるCO_2排出が意識できるようになり、集団で協力して食べ残しを減らそうとする環境配慮行動の行動意図(環境配慮行動意図)が発現し、それに貢献しようとする価値観が、個々の生徒の意識の中に芽生えた結果であると考えられる。 (2)質問紙調査の結果からは、受講者の地域への愛着(場所愛)と、個人の環境配慮行動意図の向上が確認できた。これは、本環境教育プログラムを受講したことにより、地域への愛着が増し、大切なものを守ろうとする意識から、個人の環境配慮行動意図が向上した可能性が考えられる。 (3)感想文では、「CO_2」、「サバ缶」、「ライフサイクル」といったキーワードが多用された。これは、受講者が、サバ缶詰のライフサイクルからのCO_2排出を理解し、その結果、自らの日常生活とCO_2排出を関連付けて、「食べ物を残さない」、「リサイクルをする」、「ゴミの分別をする」等の個人で取り組むことができる環境配慮行動意図が向上した結果であると考えられる。 (4)地域の特産物のCFPを利用した環境教育は、環境、経済、社会の各側面からの持続可能性を総合的に把握することができることから、ESD(持続発展教育)の具体的教育モデルとして適切なテーマであると考えられる。}, pages = {1--13}, title = {千葉県銚子産サバ缶詰のカーボンフットプリントを用いた環境教育プログラムの効果}, volume = {3}, year = {2010} }