@phdthesis{oai:cis.repo.nii.ac.jp:00000406, author = {五十嵐, 仁}, month = {2022-06-03, 2022-06-03, 2022-06-03}, note = {2021, 日本は小国ながら、自然災害の多発国である。また、自然災害による被害は、近年激甚化しているとともに、新型コロナウイルス感染症の拡大といった未知の事象が加わり日本の災害危機管理体制に負荷をかけている。また、 1995 年に発生した阪神淡路大震災から、一般市民、災害ボランティアやNPOs といった救援者が初動活動に直接関わる行政主導の災害対応にパラダイムシフトが起きた。しかし、多様化する災害初動に関わる組織や個人の活動調整は複雑化し、初動時における情報共有、指揮統括、組織間相互通信、多機関連携、意思決定、災害対策本部機 能の継続などにおいて課題が発生している。諸外国は、それらの課題に対しインシデント・コマンド・システム (以後:ICS と略す)を応用し、初動急性期で発生する問題の予防、抑制や極小化、さらには標準化した事前準備を行っている。本邦では、東日本大震災の教訓から、 ICSの導入を災害保健医療や原子力安全関連機関が先駆的に行ってきた。しかし、その普及は全国的に見て極めて限定的であり、初動対応力強化の遅れにつながっている。 そこで、本論文においては、 ICSの指揮と情報集約手法が災害初動活動の円滑化に寄与するのかを定性法のみならず定量的に計測を試みICS活用の合理性を示すとともに、首都直下型や南海トラフ巨大地震の発生が高まっている中、日本の初動対応力の強化に向けた I CS 導入を促進する手法の提案を行う。}, school = {千葉科学大学}, title = {インシデント・コマンド・システム(ICS)の災害初動への導入 ~ICSの指揮体系と情報管理手法がもたらす初動活動の円滑化評価~}, year = {}, yomi = {イガラシ, ヒトシ} }