@article{oai:cis.repo.nii.ac.jp:00000403, author = {渡辺, 篤史 and 冨樫, 千秋 and WATANABE, Atsushi and TOGASHI ARAKAWA, Chiaki}, issue = {15}, journal = {千葉科学大学紀要, The University Bulletin of Chiba Insitute of Science}, month = {Mar}, note = {目的:看護専門学校に勤務する看護教員の業務内容、持ち帰り業務等について先行研究により明らかにし、今後の改善策についての示唆を得ることである。 方法:医学中央雑誌(医中誌 web )を用い、「看護教員」「業務」をキーワードとして文献検索をおこなった。 結果:文献検索結果、138件が該当した。138件の論文を原著論文に絞り込み検索をおこなったところ76件が該当した。年代については絞り込みをおこなわず、76件のうちタイトルや抄録の内容から判断し、研究目的と関連のないものは除外した。その結果5件が抽出された。文献検討から次のことが明らかになった。 1 .看護教員が勤務時間内に行った業務内容は、「実習指導関する業務」が最も高く、続いて「担当科目の授業に関する業務」「会議・打ち合わせ」「担当科目以外の授業に関する業務」であった。「教材・資料作成」「教材研究授業案作成」など担当する科目の準備は1年未満の教員を除き、時間内に実施していなかった。 2 中堅看護教員の心理的な揺らぎの内容として、【際限のない仕事の形を求めてしまう思考の支配 】のカテゴリーが抽出された。 3 .「看護教員を辞めたいと思ったこと」は「よくある」は経験6年未満19名、経験6年以上14名であった。理由は多い順に「多重課題に疲れている(気力・体力的に不安)」、「教育実践能力の自信がない」、「時間外勤務(超過勤務)が多い」、「職場の人間関係が難しい」であった。 4学生の指導にかかわる業務に関して、全勤務時間中の84.3% が費やされていた。2時間程度の残業が発生しており、勤務時間内に業務が終了していない。自宅で業務を行っている教員は35.2%おり、時間の平均は 109.3分であり、就業時間終了後の勤務が恒常化していた。 5. 進学のために利用できる「休職制度」がある学校は2割と少なく、「短時間正職員制度」や「費用の支援制度」がある学校も1割に満たなかった。また、制度を整備していない学校のうち、今後もこれらの制度を導入する予定がないと回答した学校は9割に及んでいた。 結論: 文献検討の結果から今後の改善策として①勤務時間内では会議・うちあわせ時間の効率化を図る、②教員間の連携・人間関係の改善を図る、③進学の支援制度や職場内で進学を支援する組織風土を確立することが必要であると示唆された。}, pages = {132--138}, title = {看護専門学校看護教員の業務実態についての文献検討}, year = {2022}, yomi = {ワタナベ, アツシ and トガシ, チアキ} }