@article{oai:cis.repo.nii.ac.jp:00000391, author = {石田, 直江 and 高橋, 方子 and 冨樫, 千秋 and ISHIDA, Naoe and TAKAHASHI, Masako and TOGASHI ARAKAWA, Chiaki}, issue = {15}, journal = {千葉科学大学紀要, The University Bulletin of Chiba Insitute of Science}, month = {Mar}, note = {【目的】本研究は、看護大学生が学内で新型コロナワクチン接種の自己決定に影響した要因を明らかにすることを目的とする。 【研究方法】A県にあるB大学看護学部1~4年生239人を対象とし、無記名自記式質問紙法による調査研究を行った。調査内容は、対象者の背景、新型コロナワクチン接種自己決定のプロセス、新型コロナワクチン接種自己決定に影響する要因について①情報源、②相談者、③自己決定の根拠となったこと、④援助要請行動とした。分析方法は、記述統計量を算出し、新型コロナワクチンを『接種することを決めた学生』と『接種しないことを決めた学生』の2群で分析した。本研究はB大学人を対象とする研究倫理審査委員会の承認を経て実施した。 【結果】176人の看護大学生より回答を得た回収率73.6%) 。有効回答174件を分析の対象とした。新型コロナワクチン接種をすることを決めた学生は158人(90.1%)、接種をしないことを決めた学生は16人0.9%)であった。ワクチン接種自己決定に影響する要因において、情報源では「大学のホームページ」で統計的有意差があった(p=0.021)。根拠となったことでは、「 病院実習があること」「家族や身近な人にうつしてしまう可能性」「自分が罹患する可能性」(p<0.001),「社会にとって有益であるかどうか」 (p=0.044) について、統計的有意差があった。相談者では、「大学の教員」にて統計的有意差があった (p=0.049)。援助要請スタイル には統計的有意差はなかった。 【考察】看護大学生は同年代の人よりもワクチン接種に対する意識が高かった。「病院実習があること」「家族や身近な人にうつしてしまう可能性」「自分が罹患する可能性」「社会にとって有益であるかどうか」等がワクチン接種に対する看護大学生の自己決定に影響していた。その理由として、看護学を学習し、臨地実習にて実際の医療現場を知ることで、医療従事者としての自覚が育ちつつあることが伺える。 「大学の教員」への相談は、ワクチン接種をしないと決めた学生は、接種をすると決めた学生よりも割合が高く、ワクチン接種をしないことによる不利益について教員に相談していたためと推察された。 【結論】ワクチン接種の自己決定に影響する要因として、情報源として「大学のホームページ」、根拠となることとして「病院実習があること」「家族や身近な人にうつしてしまう可能性」「自分が罹患する可能性」「社会にとって有益であるかどうか」の5項目が影響することが示唆された。}, pages = {43--52}, title = {新型コロナウイルスワクチン接種に対する看護大学生の自己決定に影響する要因}, year = {2022}, yomi = {イシダ, ナオエ and タカハシ, マサコ and トガシ, チアキ} }