@article{oai:cis.repo.nii.ac.jp:00000036, author = {高, 黎静 and 王, 福剛 and コウ, レイセイ and オウ, フクゴウ and GAO, Lijing and WANG, Fugang}, journal = {千葉科学大学紀要}, month = {Feb}, note = {P(論文), 建築火災の性状には、建築物内に存在する接着剤が影響を及ぼしていると考えられる。本研究では、内装や家具等に広く用いられている代表的な熱可塑性接着剤であるポリ酢酸ビニルエマルジョン樹脂(PVAc樹脂)を取り上げ、これを代表的な可燃性固体のセルロースが主成分であるろ紙の表面に塗布し、コーンカロリメーターによる接着剤を含む可燃性固体の燃焼性状について調べた。 実験に用いた試料は、ろ紙のみ、PVAc接着剤+ろ紙、PVAc接着剤のみの3種類である。接着剤の含有量の変化が燃焼性状に及ぼす影響を把握するため、ろ紙にPVAc接着剤の塗布量を33.41 g/m2~100.5 g/m2変化させた。放射加熱強度は,20 kw/m2,30 kw/m2の2つのレベルを用いて、ろ紙に接着剤を塗布した面に直接放射熱を与えた場合と、接着剤を塗布しない面に直接放射熱を与えた場合の両方で実験を行った。コーンカロリメーターによる接着剤を含む可燃性固体の燃焼性状を調査した結果、次のようなことがわかった。着火時間は、PVAc接着剤のみの場合最も短く、接着剤の塗布量の増加と共に着火時間が若干長くなったことから、接着剤を塗布したほうが初期火災拡大阻止に有効であると考えられる。接着剤の塗布量の増加と共に最大発熱速度が増大しているので、PVAc接着剤の塗布によって発熱速度を抑えることができないことが分かった。総発熱量は、接着剤の塗布量が倍増した場合でも、それほど変化は見られなく、接着剤の塗布量を更に増加すると大きくなってゆく。発生したCO濃度は、PVAc接着剤のみの場合が最も高く、1000 ppmを超えた。}, pages = {79--82}, title = {コーンカロリメーターによる接着剤を含む可燃性固体の燃焼性の研究}, volume = {2}, year = {2009} }