@article{oai:cis.repo.nii.ac.jp:00000263, author = {中村, 幸代 and NAKAMURA, Sachiyo}, issue = {11}, journal = {千葉科学大学紀要, The University bulletin of Chiba Institute of Science}, month = {Feb}, note = {目的:本研究の目的は,看護師の病気体験の有無による共感性の比較を行うことで病気体験をもつ看護師の患者に対する共感性について検討することである. 方法:837名の看護師を対象に,無記名による自己記入式質問紙調査を行った.調査には《共感経験尺度改訂版(EESR)》を用いて共感性を測定し,病気体験の有無による共感性との関連を分析した. 結果:研究の同意が得られた5施設の看護師455名から回答が得られた(回収率54.3%).病気体験あり群と病気体験なし群ごとに平均値の差を検討した結果,〈共有経験尺度〉得点で有意な差が認められた.また,共感性の類型化を行った結果,対象者全体の割合で両向型は99名(23.6%),共有型124名(29.5%),不全型126名(30%),両貧型71名(16.9%)であり,病気体験の有無による類型化には有意な差は認められなかった. 結論:病気体験あり群のほうが共有経験の得点割合が高く,対象者は自身の体験によって患者の気持ちを理解できるようになったという自覚や,自身の病気体験が仕事に役立つという前向きな認識を持っていることが特徴として見出された.また,病気体験の有無による看護師の共感性の類型化との有意差はなかったが, 類型化の結果では共有型や不全型に分類された看護師が割合として多かったことから,個々の背景要因や労働環境要因などについて今後検討を重ねていく必要性が示唆された.}, pages = {201--207}, title = {病気体験をもつ看護師の患者に対する共感性の検討}, year = {2018}, yomi = {ナカムラ, サチヨ} }