@article{oai:cis.repo.nii.ac.jp:00000236, author = {長島, 緑 and 小磯, 京子 and 竹之下, 信子 and 丹野, 志保 and NAGASHIMA, Midori and KOISO, Kyouko and TAKENOSHITA, Nobuko and TANNO, Shiho}, issue = {10}, journal = {千葉科学大学紀要, The University Bulletin of Chiba Institute of Science}, month = {Feb}, note = {認知症高齢者が急増する中で、病院管理者は現状の看護師の認知症高齢者のケアに対する学習の不足を感じている。本研究は認知症ケアの研修会を開催する病院と共同で、看護師の認知症高齢者のケアの実態を事前調査した。対象は、研修会に参加する看護師で、看護基礎教育において旧カリキュラムで卒業し、老年看護学の履修がなく、さらに一度も認知症高齢者のケアの研修を受けていない看護師47名とした。方法は質問紙調査を実施し、自由記述を質的に分析した。その結果、対象の看護師らの認知症高齢者の経験年数は平均5.5年であった。日常生活援助で行っている認知症高齢者への関わり方は分析の結果、自由記述は69 件あり、《看護の基本的技術との共通》、《認知症患者の対応》の2つのカテゴリを抽出した。認知症の患者のケアでうまくいったと考えられる自由記述は44件であり、3つのカテゴリ《基本的ケア時の関わり方》、《認知症者の関わり方》、《認知症者で拒否がある場合の関わり方》を抽出した。対象の看護師らは自助努力と認知症高齢者のケアの成功体験を通じて、自身の認知症高齢者のケアを構築してきたことが判明した。しかし、成功した介入は言語化されずに、ケアとして共有化されない状況にあったと推察できた。研修の方向性では、先ず、調査の結果、抽出した体験によって蓄積されてきた認知症高齢者のケアをフィードバックし、看護師自身が成功体験のケアを自ら言語化し、今後の認知高齢者ケアの課題を明確にして研修に臨むことが必要と考えられた。今後は、現任教育として認知症高齢者のケアを専門的ケアに発展させるための動機づけが必要であり、臨床の困難事例を取り上げ、介入方法とその理論を教授し、日常生活援助方法では、介護福祉士との交流を交え、認定看護師らを招き、ロールプレイなどを企画することが重要と考えられた。}, pages = {219--225}, title = {体験に基づく認知症高齢者ケアについて :「老年看護学」を履修していない看護師を対象とする認知症ケア学習研修会事前調査より}, year = {2017}, yomi = {ナガシマ, ミドリ and コイソ, キョウコ and タケノシタ, ノブコ and タンノ, シホ} }