@article{oai:cis.repo.nii.ac.jp:00000232, author = {冨樫, 千秋 and TOGASHI, Chiaki and 鈴木, 康宏 and 大塚, 朱美 and OTSUKA, Akemi and 石津, みゑ子 and 齋藤, 正子 and SUZUKI, Yasuhiro and ISHIZU, Mieko and SAITO, Masako}, issue = {10}, journal = {千葉科学大学紀要, The University Bulletin of Chiba Institute of Science}, month = {Feb}, note = {目的:本研究は香取海匝医療圏の病院に勤務する看護師を対象として東日本大震災のときに勤務していて今でも後悔していることを明らかにし、医療施設においてあらゆるリスクを前提にするBusiness ContinuityPlanや地震など特定のリスクを前提にした防災活動を考える上で参考とすることを目的とする。 方法:平成26年11月に病院情報2014版に掲載されている千葉県香取海匝地域の21病院の看護部長に研究協力依頼と研究参加の同意書を送付した。看護部長の研究協力が得られた11施設に配布可能な看護師数の質問紙を送付し、配布を依頼した。研究対象者が無記名で質問に回答後、添付している返信用封筒に質問紙を入れて、個別に投函する方法で回収した。今回の研究での分析対象は香取海匝医療圏、つまり、銚子市、旭市、匝瑳市、香取市、香取郡(神崎町、多古町、東庄町)に病院がある看護師のみとした。 結果:東日本大震災のときに病院で勤務していて「今でも後悔していること」は何ですかという自由記述に対しての記述があった看護師が87名いた。自由記述から132のコードが得られ、23のサブカテゴリ、4のカテゴリが抽出された。4のカテゴリには【組織の準備不足】【組織の指示・対応の不備】【看護師の家族へ対応不足】【自分がとりたいと思う行動と現実とのギャップ】があった。 結論:病院のBusiness Continuity Planにおいてライフライン・情報・サプライチェーンの途絶については具体的な対応方法を検討することや状況を把握するツールと課題解決手段が必要であること、看護師個々の家族とのコミュニケーションという備えが必要であること、教育機関や病院の看護部には、看護師自身の生命を守るための教育や震災現場で臨機応変に対応できる看護師を育てることが求められている。また、震災後5年たった今も深い後悔や思い出したくないという思いがある看護師には心のケアが必要であることの示唆を得た。}, pages = {191--195}, title = {香取海匝医療圏の病院勤務看護師が東日本大震災のときの経験で今でも後悔していること}, year = {2017}, yomi = {トガシ, チアキ and スズキ, ヤスヒロ and オオツカ, アケミ and イシズ, ミエコ and サイトウ, マサコ} }