@article{oai:cis.repo.nii.ac.jp:00000230, author = {大塚, 朱美 and OTSUKA, Akemi and 石津, みゑ子 and 中嶋, 尚子 and ISHIZU, Mieko and NAKAJIMA, Naoko}, issue = {10}, journal = {千葉科学大学紀要, The University Bulletin of Chiba Institute of Science}, month = {Feb}, note = {目的:看護師免許と併せて養護教諭免許取得を希望する学生の養護教諭に対する認識の年次変化を明らかにし、看護学科における教育内容を補うための研修会の有用性を検討することを目的とする。 方法:近隣の小・中・高等学校の養護教諭をまじえた正課外学習の研修会に参加したA大学看護学科の第1期生11名を対象に、保健室や養護教諭の役割、養護教諭と看護師の共通点、養護教諭と看護師の相違点について1年次および3年次に自由記述の質問紙調査を行い、質的帰納的に分析した。 結果:保健室や養護教諭の役割は養護教諭の5つの職務別に整理し、保健管理の役割の変化は、【学校での保健活動】、【体調不良・ケガの対応】から、【健康管理】、【健康支援】、【安全管理・教育】、【体調不良・ケガの対応】となった。保健教育の役割は、【学校での保健活動】から、【健康支援】、【安全管理・教育】、【保健指導・保健教育】となった。健康相談の役割は、【相談活動・心のケア】、【体調不良・ケガの対応】から、【健康支援】、【安全管理・教育】、【保健指導・保健教育】となった。保健室経営の役割、保健組織活動の役割は、該当するカテゴリがなかった。養護教諭と看護師の共通点の変化は、【対象重視】、【対象理解】から、【対象の存在で成り立つ関係】、【信頼に基づく身近な関係】となった。また、【対象重視】から、【個人重視】、【個別的な治療・教育・説明】となり、【健康問題の対応】のサブカテゴリ《生徒児童、患者のけが・体調不良への対応》から、【心身の健康把握と支援】のサブカテゴリは健康問題の対応以外に《健康状態の把握》、《疾患予防》、《心身疾患に対応》などが増加した。養護教諭と看護師の相違点の変化は、養護教諭と看護師の対称関係のあるカテゴリから、対称関係のない【1人職種の責任の重さ(養護教諭)】、【予防教育重視(養護教諭)】、【授業や学校運営の実施(養護教諭)】のカテゴリが増加した。 考察:大学での授業や正課外学習により、養護教諭の役割認識は拡大され、抽象的から具体的に変化する。一方、認識を持ちにくい役割もある。学生は対象への関心を向けることについては認識しているが、その後、対象との双方向的で相互作用的な関係性へ変化する。また、対象の個人や個別性を尊重し、対象に対する具体的な対応方法を獲得する。健康支援の内容は、多角的で多様に広がる。養護教諭と看護師を比較する思考で、看護の知識は養護の知識へと深化する。看護学科の今後の教育では、養護教諭をまじえた研修会において、養護教諭の実践事例などに触れる機会が必要である。さらに、1人職種の責任の重さ、予防教育重視、授業や学校運営の実施などの養護教諭の独自の役割や、保健室経営や保健組織活動についての学習は、より意識的に取り入れていく必要がある。}, pages = {175--182}, title = {看護学生の養護教諭の役割に対する認識の変化}, year = {2017}, yomi = {オオツカ, アケミ and イシズ, ミエコ and ナカジマ, ナオコ} }