@article{oai:cis.repo.nii.ac.jp:00000180, author = {横山, 悟}, issue = {9}, journal = {千葉科学大学紀要, The University Bulletin of Chiba Institute of Science}, month = {Feb}, note = {学習心理学、認知心理学、認知神経科学などの分野において、人間の記憶・学習への促進効果が見られるとされる、Generation effectとTesting effectという現象がある。本論文では、実際の大学英語教育の場において、特に英語能力が低い学習者層に対し、この二つの現象を援用した訓練を半年間週一回の補講において導入し、その効果が見られるか否かを検証した。方法として、補講を行った学習者群に対し、Generation effect/Testing effectに基づいて、通常講義で用いているテキスト内に提示された例文の和文英訳問題を繰り返し解かせる形式とした。本研究の解析では、講義開始前に行った簡易placement testのスコアと定期試験のスコアを項目反応理論により解析した後、補講を行った群(71名)と補講対象にならなかった群の中でplacement testが低かった学習者群(71名)とでスコアの群間比較を行った。その結果、講義前のplacement testから講義後の定期試験のスコアにおいて、補講受講群・非受講統制群ともに有意にスコア上での改善は見られたものの、群間でのスコアの改善度に有意な差は見られなかった。よって、講義自体の英語力向上効果はあったものの、半年間の補講による英語力の改善効果は見られなかった。本結果となった理由はいくつか考えられるが、講義ではe-learningを用いた適切なフィードバックが学習効果を促進させた可能性がある一方、補講では紙面による課題であったため、個別の学生へのフィードバックが機能し切れなかった可能性がある。この結果に基づき、補講の効果を上げる方法を改めて検討していく必要がある。}, pages = {17--21}, title = {Generation effectとTesting effectを援用した大学英語教育における補講の効果:項目反応理論による分析}, year = {2016}, yomi = {ヨコヤマ, サトル} }