@article{oai:cis.repo.nii.ac.jp:00000013, author = {藤原, 洋樹 and フジワラ, ヒロキ and FUJIWARA, Hiroki}, journal = {千葉科学大学紀要}, month = {Feb}, note = {P(論文), ジョウゼフ・コンラッドの短編集『陸と海の間』に収録されている短編小説「幸運の微笑」は一般に批評家の評価は低い。 作者にはこの作品をロマンスにしようとする意図が伺えるが、作品の底流に流れているアイロニーによって、その意図は損なわれている。 又語り手を設定しておきながら時々作者自身が語り手を飛び越えて語っているのは、語り手という技法上の失敗であると言える。 著者がこの作品を読んで気になる点は、語り手である主人公の船長は薄幸の少女アリス・ジャコブスに強く魅かれるが、全く唐突に彼女に対する関心を失って彼女のもとを去ってしまうという点であり、この船長の気持の変化は、彼がアリスに対して作り上げていた「幻想」が、彼女の変貌によって破壊され「幻滅」という結果に終わったからであると思われる。}, pages = {73--79}, title = {幻想と幻滅「幸運の微笑」の一研究}, volume = {1}, year = {2008} }